パラマウント映画 Wiki
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冒険野郎マクガイバー』(ぼうけんやろうマクガイバー、MacGyver)は、1985年9月から1992年5月にかけてアメリカで全7シーズン(全139話)が放送されたパラマウント製作の冒険活劇テレビドラマ。海外ドラマのひとつ。

日本では1988年からTBS系で、更にスーパーチャンネルで放送された。

概略[]

フェニックス財団のトップエージェントであるマクガイバーが陥った危機を手近な材料と豊富な科学知識の応用で切り抜け、数々の事件を解決する物語。

第1シーズンではまだフェニックス財団は存在せず、マクガイバーはアメリカの諜報機関DXSのエージェントとして、東欧諸国で諜報活動を行なうといった、放送当時の冷戦時代を反映したものとなっていた。

第2シーズン以降では、冷戦が終結したこともあり、マクガイバーはフェニックス財団のフリーエージェントとして、アメリカ国内で犯罪組織などを相手にすることが多くなる。

さらに後半のシリーズに行くにつれて、マクガイバーはフェニックス財団とは関係なく活動することが多くなる。これは、フェニックス財団運営本部長のピーター・ソーントンを演じるダナ・エルカーが、緑内障を患って視力が低下し、俳優活動が困難になったことが大きな原因である。そのためピーター・ソーントンも緑内障を患ったという設定が物語中に登場した。

主人公マクガイバーは、少年時代に友人が銃の暴発事故で命を落としたトラウマから銃器が大嫌いで、持ち物は愛用のスイス・アーミー・ナイフビクトリノックス社またはウェンガー社製)だけである(第1話と最終回で、ほんの一瞬ではあるが銃を使用した。また、流れのうえで銃を一時的に携行することもあったが、どれも使わずにすぐに捨てている)。初期はこれに加えて灰色のガムテープダクトテープ」も持っており、「出かけるときは必ずだ」と言っていた。

マクガイバー演じるリチャード・ディーン・アンダーソンは、劇中のマクガイバーの設定同様に数々のスポーツを経験している運動神経抜群の人物である。そのためアクションシーンもほとんどスタントマンを立てずアンダーソン本人が演じている。

また、130話「天下無敵のコルトン一家」では、マクガイバーが出演してるのが、前座の10分間のみで、本編には一切登場してない。

放送が終わった現在でもその人気は健在で、2008年、米TVガイド誌がおこなったアンケート“TVアクションドラマで最もタフな主役は誰?”で、マクガイバーは1位に輝いた。第2位は、サラ・ミシェル・ゲラーが演じた「バフィー 〜恋する十字架〜」のバフィ、3位に「24 -TWENTY FOUR-」のジャック・バウアーが選ばれている。10位内にはドラマ「エイリアス」のシドニー・ブリストー、「私立探偵マグナム」のトーマス・マグナムなどもランクインしている。(2008年11月20日「シネマトゥデイ映画ニュース」より)

ヤング・マクガイバー[]

マクガイバーの甥であるクレイ・マクガイバーを主人公としたヤング・マクガイバーYoung MacGyver)というTVシリーズ作品の制作が2002年に発表されたが、実現する前に制作中止となってしまった。パイロットフィルムだけは制作されており、クレイ・マクガイバーをジャレッド・パダレッキが演じている。

登場人物[]

演は演じた俳優。( )内は日本語版の吹き替え声優。

レギュラー[]

アンガス・マクガイバー (MacGyver)
演:リチャード・ディーン・アンダーソン石丸博也
本編の主人公。アイスホッケーが特技で、プロ選手を目指していたが怪我で選手生命を断たれる(演じたアンダーソン自身の経験に基づく)。ベトナム戦争に従軍し、爆発物処理班に所属していた。またレーサーだったこともある。タクシーの運転手として働いていたところ偶然ピーターと出会い、彼を助けたことから2人の親交が始まる。自分のファースト・ネームを嫌って人に明かそうとはせず、友人からはマックと呼ばれている。物理学化学工学を始めとした非常に幅広い科学的知識を誇り、どんな困難な場面も乗り切る精神力も持つ。基本的には暴力反対だが、数々の修羅場を潜り抜けてきている。銃器が嫌いで、劇中で身の安全等で銃を奪ったときには、あたかも汚い物を扱うようにつまんで捨てるのが常(アンダーソン本人が、当時、米国の銃反対のCMに出演していたりもした)。
好奇心旺盛で詮索好きな性格。困った人を見ると助けずにはいられないお人好しな性分で、余計なトラブルに巻き込まれることも多いが、その誠実な人柄でマックを慕う人々は全世界に点在する。
幼いころ、両親を交通事故で亡くし、ハリーじいさん(#ハリー・ジャクソン)のもとで育てられる。ストーリーにハリーが出るときは必ず尊敬を含めた意味で敬語をつかう。日ごろ使う知恵はハリーに教わったものである。
ピーター・ソーントン
演:ダナ・エルカー宮川洋一上田敏也
マクガイバーの上司で親友でもある。恰幅がよく戦闘力は低めでマクガイバーの足を引っ張ることも多いが、要所でマクガイバーのピンチを救うなどマックと固い信頼関係で結ばれている。

セミ・レギュラー[]

ジャック・ダルトン
演:ブルース・マッギル内海賢二
マクガイバーの悪友。パイロット。マクガイバーをいつも自分の事件に巻き込む。ある回から、マクガイバーの留守中に自宅の家財道具をすべて持ち去るという暴挙にでて、「家財道具の命がおしくば、○○まで来い」とマクガイバーを巻き込む。しかも1度や2度ではない。
ペニー・パーカー
演:テリー・ハッチャー岡本麻弥神代知衣
ある事件で知り合ったマクガイバーの友人。ちょっぴりマクガイバーに好意をもつ。歌がへたくそ。
ハリー・ジャクソン
演:ジョン・アンダーソン納谷悟朗千葉耕市
マクガイバーの母方の祖父。マックのことを「ぼうず」とぶっきらぼうに呼ぶ頑固オヤジ。数々のサバイバルの知識で危機を切り抜ける手腕を持ち、孫のマクガイバーに受け継がれた。
シーズン終盤で心臓疾患で亡くなってしまう。しかし、死亡後も夢の中で出てきた際に、マクガイバーを励ます場面があるなど存在感を見せていた。
マードック
演:マイケル・デス・バレス千田光男原康義
HITに所属する一流の殺し屋。ピーターがDXS時代から追いかけ、その事件の巻き添えを食って以来マクガイバーを執拗に追いかけるようになる。変装の達人。殺しの瞬間を撮影する奇癖がある。毎回死んでいるような描写でマクガイバーに敗退するが、必ず再登場する。登場回数が増すにつれキャラクターにも深みが増し、時にマクガイバーと共闘するなど妙な関係になった。
マードックを演じるマイケル・デス・バレスは、ロックバンドであるシルバーヘッドヴォーカルとしても有名である。

スタッフ[]

  • プロデューサー(主な):テリー・ネイション/ヘンリー・ウィンクラー
  • 吹替演出(主な):小山悟/蕨南勝之/加藤敏/川合茂美
  • 字幕翻訳(主な):岸田恵子/野口尊子/尾形由美/山野井佳苗
  • 吹替翻訳(主な):平田勝茂/上妻冬子
  • 日本語版調整:小野敦志 / 高橋昭雄

エピソード[]

参照:冒険野郎マクガイバーのエピソード一覧

放送局[]

  • CBS (アメリカ) (新作)および(再放送)
  • USAネットワーク (再放送)
  • TBSテレビ
  • Super! drama TV

関連項目[]

  • 海外ドラマ

外部リンク[]

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