パラマウント映画 Wiki
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新スタートレック』(しんスタートレック、Star Trek: The Next Generation、略称TNG)は、アメリカのSFテレビドラマシリーズ。『スタートレック』シリーズの2番目の作品。1987年から1994年にかけて放映された。

放映終了後も根強い人気を持っていた『宇宙大作戦』の、放映終了18年後に作られた続編となる。続編ではあるが、時代を約80年後に設定し、登場人物を総入れ替えした「次世代」の物語である。放映7年に及ぶ人気作品となり、劇場版やスピンオフシリーズ (DS9VOY) の制作につながっていった。

女性の社会進出が広がったことを受け、前作に比べて女性士官の登場、活躍の機会が大幅に増えているのも特徴の一つである。ビバリー・クラッシャーのように艦内の部門の責任者を務め、他の上級士官の不在時にブリッジの指揮を執るエピソードもあった。女性の艦長・提督もゲストでは頻繁に登場するようになり、後の「ヴォイジャー」では女性の艦長がシリーズの主役を務めるまでに発展する。

宇宙大作戦では敵役としてクリンゴン人が人気を得たが、本作でも強敵ボーグの登場がシリーズの人気獲得に大きく貢献した。また、SF的なアイデアを盛り込んだ小道具としてはホロデッキの登場が作品世界を拡げた。ホロデッキ内の仮想世界という設定で、宇宙船内では存在し得ない情景や人物も時間・空間を問わずストーリーに無理なく組み込むことができ、演出面の制約はほぼなくなっている。

スタッフ[]

  • 企画:ジーン・ロッデンベリー
  • 製作総指揮:ジーン・ロッデンベリー / リック・バーマン
  • 主題曲:ジェリー・ゴールドスミス

登場人物[]

階級、職業は第1シーズン、または登場時のもの。

レギュラー[]

  • ジャン=リュック・ピカードパトリック・スチュワート)(日本語版での声:吉水慶 / 麦人)- 艦長(大佐)。地球人男性。
  • ウィリアム・ライカー(愛称“ウィル”、“No.1”)(ジョナサン・フレイクス)(大塚明夫)- 副長(中佐)。地球人男性。
  • データブレント・スパイナー)(大塚芳忠)- オペレーション担当、主任パイロット、第2副長:夜間セクション担当(少佐)。アンドロイド。
  • ビバリー・クラッシャーゲイツ・マクファーデン)(一城みゆ希)- 医療部長(中佐)。地球人女性。
  • ジョーディ・ラ=フォージレヴァー・バートン)(星野充昭)- 操舵士→機関部長(中尉。後に大尉、少佐)。地球人男性。
  • ウォーフマイケル・ドーン)(銀河万丈)- 保安部員→保安部長(中尉。後に大尉、少佐)。クリンゴン人男性。
  • ディアナ・トロイマリーナ・サーティス)(高島雅羅)- カウンセラー(少佐。後に中佐)。ベタゾイドと地球人のハーフ、女性。
  • ナターシャ・ヤー(愛称“ターシャ”)(デニス・クロスビー)(沢海陽子)- 保安部長(大尉)。地球人女性。
  • ウェスリー・クラッシャー(愛称“ウェス”)(ウィル・ウィトン)(石田彰)- ビバリーの息子(代理少尉。後に少尉)。地球人男性。

セミレギュラー[]

  • マイルズ・オブライエンコルム・ミーニー)(辻親八)- 転送主任(准尉)。地球人男性。
  • ガイナンウーピー・ゴールドバーグ)(東美江)- バーテンダー。エル・オーリアン女性[1]
  • キャサリン・ポラスキーダイアナ・マルダー)(谷育子)- 医療部長(中佐)。地球人女性。
  • ロー・ラレンミシェル・フォーブス)(藤木聖子)- 操舵士(少尉)。ベイジョー人女性。
  • Qジョン・デ=ランシー)(羽佐間道夫)- 高次元生命体(Q連続体)。見た目は男性。
  • レジナルド・バークレードワイト・シュルツ)(田中秀幸ほか[2])- 機関部員(中尉)。地球人男性。
  • アリサ・オガワパティ・ヤスタケ)(岡部美和ほか)- 医療部員(少尉)。地球人女性。

オリジナルシリーズからのゲスト出演[]

詳細はスタートレック#オリジナル・シリーズの吹き替えを参照

映画[]

TNGシリーズとしての映画作品は、以下の4作。2009年公開のスター・トレックはTNGシリーズではない。

脚注[]

  1. ウーピー・ゴールドバーグは前作に登場したウフーラ中尉および演じたニシェル・ニコルズへの憧れから俳優を志したほどのトレッキーであり、彼女の方から出演を熱望したという逸話がある。ギャラは米俳優協会が定める最低賃金であり、彼女にとってはノーギャラ同然であるが、嬉々として演じたという。
  2. TNG本編以外では異なる(参照)。

関連項目[]

  • ダーモク語 - 作中の架空言語。
  • マイケル・オクダ - 惑星連邦のコンピュータシステム (LCARS) などをデザインした。
  • スティーヴン・ホーキング - 「ボーグ変質の謎」(Descent)に本人のホログラム役として出演した。
  • 機動戦艦ナデシコ - 劇場版のブリッジ設定画やイメージボード多数にLCARSを模したアクセスコンソールが描かれている。
  • 今川泰宏 - トレッキーとして有名。自身の監督作品『機動武闘伝Gガンダム』においてボーグのモチーフを取り入れている。

外部リンク[]